はるの樹ブログ

生き物と音楽と

MENU

出会ったら一生離れないチョウチンアンコウ

こんばんは。

はるです。

 

自己紹介が終わり、さあ何の記事を書こう…と考えまして、チョウチンアンコウについて書くことにしました。

 

実は私、昨年八月に結婚いたしまして、一人の方と人生を一緒に歩み始めたところです。

もとは他人であった一人と一人が出会い、家族となる。そして子を成し、その子がまた他人と出会い、家族となる。

これを繰り返し、私たちに繋がっています。

命って不思議だな、すごいなと思うところです。

 

今の日本では一夫一妻制ですが、文化が違えば一夫多妻であったり、多夫一妻であったりと人間だけでも様々な形がありますが、生き物たちの世界をのぞいてみるととても興味深いかたちで命をつないでいる子たちがいます。

 

 

チョウチンアンコウの夫婦

さて、冒頭で少し触れました、チョウチンアンコウです。

チョウチンアンコウ、ご存じでしょうか?

そうです、あのチロチロ光る紐のようなものを頭に持ち、揺らして小魚を誘って食べるあのチョウチンアンコウです。

 

チョウチンアンコウのオスとメスの体格差は、とても大きいです。メスが体長40~50センチメートルほどあるのに比べ、オスは体長5センチメートルほどしかありません。

人はどちらかというと男性の方が体が大きいですし、ゴリラや犬などもオスのほうが大きいので、なんとなくオスのほうが大きいことが普通な気がしますよね。

しかし、魚の世界ではメスのほうが大きいことは実は珍しくありません。体が大きい方が卵がたくさん産めるから、と考えられているようです。

 

f:id:nanaharux:20220212212820j:plain

チョウチンアンコウのメス(上)とオス(下)

 

彼女たちが暮らしている深海では、オスとメスが出会うことはとても困難です。

そんななかで出会ったチョウチンアンコウのオスとメスは、文字通り、一生離れないのです。

オスは、メスと一体になります。

メスを見つけたオスは、メスの体にかみつき、以後メスの血液から栄養をもらうようになるのです。自分で餌をとらなくなるため、泳ぐためのヒレも、目も、内臓も退化してゆき、文字通りメスと一つの体となります。

そして、メスは卵を産み、チョウチンアンコウの命はつながっていくのです。

 

まとめ

文字通り、自分のすべてをメスにささげて一生離れないチョウチンアンコウのオス。

オスは、広い海をもっと泳ぎたかったとかおいしい魚を食べたかったとか、そんな思いがあったりしないのかなと考えてしまいました(;'∀')

私がチョウチンアンコウのオスとして生まれていたら、納得できていたのかな…

いや、私はおいしいもの自分で食べたいし、カラオケに行っても自分の声で歌えなくなるの悲しいな。

でもきっと、チョウチンアンコウにしかわからない幸せがあるのかもしれないですね。

 

まぁ私の感想はさておき、人間もチョウチンアンコウも、今を精いっぱい生きていいるんですよね。

あわよくば、みんな生きている中で、それぞれの幸せを感じてすごすことができますように。そう思います(^▽^)