卵を守り続けるお父さん
こんばんは、はるです。
今日は、卵を守り続けるお父さんの話をしたいと思います。
コウテイペンギンです。
コウテイペンギン
みなさん、コウテイペンギン、会ったことがありますか?
日本では和歌山県にあるアドベンチャーワールド、愛知県にある名古屋港水族館で会うことができるみたいですね。
かくいう私も、会ったことがありません。会ってみたいものですね。
コウテイペンギンとは
コウテイペンギンは、鳥綱ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類です。別名はエンペラーペンギンともいうそうですね。
主に南極大陸沿岸部に生息している鳥さんです。
体長は100~130センチメートル、体重は20~45キログラムほどであり、ペンギン目の中では最大種のようです。さすが”皇帝”さん。
過酷な子育て
どんな生き物も、命をとして子育てをします。
それはコウテイペンギンも例外ではありません。
3、4月。皇帝ペンギンは繁殖のため南極の内地へ移動します。
出会ったコウテイペンギンのオスとメスは、お互いにラブソングのように鳴きあったり、お辞儀をしたりなど愛の儀式を行い、パートナーとなります。
パートナーとなった夫婦は、5、6月頃、直径12センチメートルほど、重さは450グラムほどの卵を一つ、授かります。
授かった卵はメスからオスへ手渡され、オスはあのぴょこぴょこしたかわいい足の上に卵を置き、おなかの皮をかぶせてあたため始めるのです。
ここまでの時点で、コウテイペンギンの夫婦はすでに2か月ほどなにも口にできていません。(ペンギンのごはんである魚は海にいますものね)
オスに卵を託したメスは、ごはんを求めて海に戻ります。ふたたび片道一か月の旅です。
パートナーが帰ってくるまで、コウテイペンギンのオスはひたすら卵をあたため、パートナーを待ちます。
餌の多い夏にひなを育てるために、卵をあたためているその季節は冬。気温はマイナス60度にもなり、ブリザードが容赦なくオスたちを襲います。
オスたちは身を寄せ合い、力を合わせて南極の冬を乗り越えるのです。(この行為は”ハドル”と呼ばれるようです)
季節は8月。南極では冬の真っただ中ですね。
いよいよパートナーが帰ってきます。
このころのオスたちは、4か月もの間何も口にしていないので体重は半減しているそうです。
たくさん魚を食べて栄養を蓄えたメスと、待ちわびていたオスは鳴き声でお互いを探し出し、子育てをバトンタッチします。
メスは蓄えてきたものをひなに与え、オスは餌をとりに海への旅に出ます。
子育てが終わる12月までそれを繰り返し、ひなが独り立ちすると、ペンギンたちは内地から海へ帰ります。
まとめ
パートナーと、みんなと、力を合わせて子を育て、命をつなぐ。
私が、「仕事をしてご飯を食べてSNSを見て音楽を聴いて寝る」ような日常と同じ時間に、このように命が生きて、つながっていると考えると、感慨深く思います。
もちろんくだらない私の日常も、大切な時間ですけれどもね(⌒∇⌒)
ジュウシマツの子育て
コウテイペンギンのお話ということで、我が家のジュウシマツのお話も一緒に…
ジュウシマツはかれこれ6年ほど一緒に暮らしていて、今は1羽しかおりませんが、4年前、命のつながりを見ることができました。
写真は、ひなが巣から出始め、飛び始めたころの写真です。
ひなは自分でごはんも食べながら、まだ親にねだるような甘えもある時期でした。
このころ私は学生でしたので、子育ては親がすべて行ったので手乗りに育てることはできませんでしたが、かいがいしく世話をするジュウシマツ一家を見ていて癒されていました。
この時、生まれていた卵は3つほどあり、このペアはかいがいしく交代であたためておりましたが、孵ったのは一羽だけでした。
ひなは生まれてすぐは羽毛も生えておらずつるつるで、小さかったですが、すぐに親と変わらないくらいまで大きくなっていました*1
今日も、ここまで読んでくださりありがとうございました(^▽^)
*1:´∀`*