愛犬のはなし
こんばんは、はるです。
今日はちょっと悲しいお話です。
「ペットは家族」
一緒に暮らしている犬や猫、鳥…動物たちは、ただのペットではなく、家族である、という考えは、どんどん広がっているように感じます。
今日は、先月お空に帰っていった、私の家族”なな”のお話をします。
柴犬のなな
ななは私が小学五年生の時、我が家にやってきました。
この写真はすでに大きくなっていますが、我が家に来たときは生後二か月。ご飯を食べえてころころ遊んで、どんどん大きくなってくれました。
私と父が主にななのお世話係で、交代でごはんをあげて、散歩に行っていました。
柴犬らしく抜毛が多く、ブラッシングが大変でした( ´∀` )
毎年初日の出も一緒に見に行っていました。
やがて私が家を出ることになり、離れ離れになって7年。
家を出てからお盆とお正月しか会いに帰っていなくて、遠かったとはいえ、もっとあっておきたかったなと思ってしまいます。
結婚前に仕事をやめて、数か月ほど実家に戻りました。
そのころのななは、壁のすきまに頭を突っ込んで動けなくなってしまったり、夜泣きをしたり、老いを感じるようになっていました。
結婚して再び家を出るまでの数か月、仕事もしていませんでしたので、たくさんななのお世話ができました。
結婚のために実家を出て、数か月。
ななが病に侵されていることがわかりました。
そこからどんどん弱っていって、親からななの様子を聞くたびに私は涙がとまりませんでした。
歩けなくなってしまった、自分でごはんが食べれなくなって、水も飲めなくなった。
私はそばにいなかったけれど、少しでも何かしたくて、
流動食や水を口に入れるためのシリンジや、床ずれを防ぐためのクッションをネットで買い、実家に送りました。
お正月は実家に帰って、寝たきりのななをだっこして散歩して、固く食いしばられた歯の隙間からお水をあげました。
父と、「薬吐き出しちゃうね」と話しながら、試行錯誤してななに薬を飲ませました。
コロナのこともありましたが、お正月はななに会えてよかった。それが、ななの温かさを感じることができた最後でした。
1月末、15歳のななの誕生日の朝、ななはお空に帰りました。
出社中に送られてきた母からのラインを見て、バスの中で涙をこぼしてしまいました。一人でバスで泣いて、きっと変な人でしたね…。
職場でふと思い出して泣いて、
帰宅して送られてきた写真を見て声をあげて泣いて、
両親と電話をして泣いて。
なながお空に帰るのを見送りたかったけれど、私の職場でもコロナが流行っていて、田舎に帰ることは憚られ…
両親とおばに見送られ、ななはお空に帰りました。
ななの歯としっぽの骨を、取っておいてもらいました(⌒∇⌒)
次に実家に帰る時に受け取って、おうちに連れて帰りたいと思います。
生き物がとても好きです。
あたたかく、一生懸命生きていて、美しい。
今はまだななとの別れを乗り越えられていないけれど、
生きている以上避けられない別れも、それまでにもらったたくさんの幸せを思い出して、一緒にすごせたことに感謝したいです。
15年間ありがとう、なな!
今頃、大好きなおいもを食べて、自由にかけまわってるかな?