はるの樹ブログ

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小学校教諭の一日

おはようございます、はるです!

 

私は現在、某大学で事務をしていますが、前職は小学校の先生でした。

大学卒業から2年8か月、教壇に立っておりました。

 

最近、学校現場のブラックさが注目されていますね。

Twitterでは、”教師のバトン”のタグで先生たちが現場の状況をツイートし、話題になりました。

文部科学省が現場の教員不足の現状を調査したことも話題になりましたね。

 

今日は、しがないいち先生だった私の教員生活の一日を紹介しようと思います。

 

5:40起床

朝起きたら、まず着替えます。

3パターンのボトムスとトップスのセットを着まわしていましたね。

朝は考える時間も惜しかったので、決まったパターンになっていたなぁ…。

 

着替え終わったら、メイクをします。

10分くらいでしたね( ´∀` )

どうせ、日中お化粧直ししたりもしませんし、子どもと動いてたらすぐに落ちちゃうので…。

と思って私は時短+最低限メイクでしたが、ばっちしメイクで自分の気持ちを上げる!というタイプの先生もいらっしゃいました。

 

朝ごはんは、食べていませんでしたね…。

もともと毎日朝ご飯を食べるタイプで、食べないと落ち着かない人だったんですが、時間がもったいないと感じてしまい、さらに食べなくてもお腹がすかなくなりましたね。

 

6:10出勤

中古で買った、自分の車で出勤です。

勤め始めは好きなアーティストの音楽を流していましたが、朝の通勤は頭を冷静にしたくなって、気づいたら無音で通勤するようになっていました。

 

6:25職場到着

夏は明るく、冬は暗い時間帯でしたね。

職場のカギをあけ、職員室へ入ります。

そこから、一日の授業の確認や教材の準備をしながら、子どもの登校を待ちます。

 

7:30教室へ

子どもたちが登校し始め、学校ががやがやとなりしばらくして教室に行きます。

学校のカギが開くのを20分くらい待っている子もいましたね(笑)

カギが開くと、競争のように教室へ…。

朝休みのグラウンドの場所取り合戦でした( ´∀` )

 

私は「おはよ~」「今日はあなたの好きな図工がありますね」など教室へ向かう子どもたちと少し話しながら教室へ行き、提出されはじめた宿題の丸付けをします。

朝見ておけば、そのあとの休み時間にゆとりができるんですよね。

子どもたちととりとめのない話をしながら、ドリルの丸付け祭です。

 

その日に体育があれば、グラウンドのライン引きなどを行う時もあります。

 

8:15朝の会

外で遊んでいた子どもたちが教室へ戻り、朝の会が始まります。

朝の挨拶、健康観察、朝の歌、今日の連絡

など朝の会のメニューを進め、子どもたちの今日の様子を見たり、一日の連絡事項を話したりします。

朝の会の後は、読書や小プリントの時間。

この時間に合間をぬって、登校していない子の中で連絡がなかったこのおうちに連絡します。(通常であれば朝の会までの時間に電話連絡があったり、他の子が連絡帳を持ってきたりします)

 

8:45午前の授業開始

朝までに準備した授業が、ここからばんばん進んでいきます。

一コマ45分ですが、あっという間に過ぎて行っていましたね。

 

私は大学時代、理科教育を専攻しておりました。

理科は楽しかったですね。

子どもたちと季節のうつり変わりを観察したり、水の温度による状態変化を観察したり…

子どもたちが新しい事象と出会ったり、日常の不思議がわかったりしたときのあの顔は忘れられません。

 

逆に、自分が苦手な教科は…(;'∀')

頑張っていたとは思いますが、「わからない子の気持ちがわかる」スタンスでいることが多かったです。

体育や社会は、どうしたら子どもたちが楽しく学べるのか、得意な先生に教えてもらっていました。

 

しかし私は新米教師で、子どもたちはつまらないなと思っていた授業も多かっただろうな…と思います。ただ子どもたちにとっては新米だろうがベテランだろうが関係なく「先生」ですので、できるかぎりのことをしようと必死でした。

 

12:10給食から昼休み

午前の授業が終わり、子どもたちが待ちに待った給食の時間です。

早い子は朝ごはん食べてきていても3時間目くらいから「せんせーおなかすきました」とか言っていましたね。

給食当番が準備をし、他の子たちは読書などをして待ちます。

コロナ前は班を作ってみんなでお話をしながら食べていましたが、最後の年はコロナ対応のため、孤食でしたね…きっと今もこのように食べているのでしょうね。

とても寂しく、私はNHKの小学生向けの学習動画を流したりしていました。(ごはん中の映像鑑賞は賛否両論あると思いますが…)

 

 

昼休みは、2パターンの過ごし方をしていました。

 

1パターン目

朝の時間にチェックが終わっていない宿題の丸付けをするパターン。教室遊びをしている子とお話ししながら、宿題の丸付け、コメント書きをしていきます。

2パターン目

子どもと遊ぶパターン。

朝に宿題を見終わっていたり、宿題がなかった日、別の先生担当の教科授業があってその時間に丸付けが出来た日ですね。

外で子どもたちと鬼ごっこやケイドロをしたり、室内遊びをしている子とゆっくりおしゃべりをしたり絵を描いたりしていました。

 

また、連絡帳に保護者の方が何か書いていたときは、昼休みに返事を書いていました。長くなりそうな内容や、重要な内容は電話をしたり放課後に家庭訪問を行うなどしていましたね。

 

13:30掃除と午後の授業

昼休みが終わったら、掃除の時間です。

一緒に掃除をしたり、自分のクラスが担当している掃除場所を回ったりしていました。

 

午後の授業は、子どもによっては眠気との闘いでしたね( ´∀` )

なので、午後は図工や学活、総合など、机に向ってのお勉強よりも活動の授業を入れることが多かったです。

 

16:10子ども下校

帰りの会をし、子どもたちは下校します。

コロナが始まってからは下校後は全員の机といすの消毒作業を行っていました。

 

消毒作業が終わったら職員室へ戻り、会議や研修を行います。

 

16:50事務作業など

会議や研修が終わったら、事務作業などの時間です。

翌日の流れを確認し、授業準備。

理科の実験があれば、予備実験(子どもがする予定の実験の予行練習)を行います。

必要なプリント印刷。

来週のお便り作成。時間割を組む、クラスの様子を知らせるコーナー作成などを行います。

テストの丸付け。

休んだ子や、早退した子のおうちに電話。

校務分掌の仕事(委員会の担当や、ICT担当など、先生ごとに割り振られている仕事)。

などなどをしています。

日によって内容は変わってきますが、だいたいこんな感じです。

 

この時間は、おなかがすくのでおやつを食べながら仕事をしていました。

大きな研究授業のあった日の放課後は、最後に一緒に準備した学年団の先生とお疲れ様ケーキ会をしたりもしていました。

 

20:00退勤

やってもやっても仕事はあり、きりがなかったので八時には帰る、と決めていました。

車だったので自由度は高かったですね。

子どものためと思うと、経験のなかった私は時間をかけるしかなかったんですよね。

時間を「かける」「かけない」では「かける」ほうが子どもが楽しそうな授業ができたんですよ…。

 

一人暮らしだったのでご飯は自分で作らねばなかったのですが、平日は作る気力がなく帰り道にセブンに寄ってご飯を買って帰っていました。

 

22:00就寝

帰宅後、ごはんを食べてシャワーを浴びて寝る! 平日の夜は本当にそれだけでした(⌒∇⌒)

早く眠らないと、次の日がもたなかったので…。

泥のように眠り、一日が終わります。

 

まとめ

私の先生時代のある一日の紹介でした。

もちろん日によって業務は変わるので、そのなかの1パターンです。

先生方のスタイルも様々ですしね。

 

土日に一週間分の算数の授業を考えて、平日の放課後のゆとりを作るようにしたこともあります。

 

きっと、経験していくたびに自分のスタイルを確立し、もっと工夫したり楽しんだりできるのですよね。

今は現場から離れてしまいましたが、いつか戻ったとしたら、約3年しかない経験でもいかせるといいなと思います。

 

 

余談ですが、私学生時代までは、少し食べ過ぎたらすぐに体形に出るタイプでした。

しかし、先生をしていたときは食べても食べても増えませんでしたね…。

一年目は食べすぎかというくらい食べていたのに、7kg痩せました。

何も気にせずに食べれたのは、幸せでした(笑)

 

 

今日も、ここまで読んでくださりありがとうございました。